【男女別】平服とは、どんな服装？「平服でお越しください」と案内された際のおすすめコーデとNGポイント

最終更新日 : 2024年7月22日

ブラックフォーマル

フォーマルシーンでの案内状を見た際に、「平服でお越しください」と書かれていることがよくありますが、具体的にどのような服装を指すのかわからないという方も多いのではないでしょうか。平服と私服は混同されやすいため、双方の違いを事前に押さえておく必要があります。

そこで、冠婚葬祭の際に指定されることが多い平服について解説します。また、避けた方が良い服装やアイテムも紹介しますので、お困りの方はぜひ参考になさってください。

この記事は、aniva・organic編集部が書いています。
フォーマルスペシャリスト資格保有。メンズ・レディース問わず、喪服を年間2,000着以上の販売実績あり。パールネックレス・フォーマルバッグも年間2,000点以上販売。冠婚葬祭のマナーに準じた礼装を、シーンに合わせてご提案いたします。

aniva・organic編集部

目次

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平服とは？私服との違いとは

フォーマルでありつつ、場に合わせた恥ずかしくない装いで

平服を辞書で引くと、「普段着ている衣服、またはその服装」という意味が出てきますが、冠婚葬祭における平服は決して私服や普段着のことではありません。平服の意味合いを掴むには、その式の目的を考えることがポイントになります。

例えば、結婚式や披露宴においては主役を引き立てること、お別れ会や偲ぶ会においては故人や遺族を偲ぶことが主な目的といえます。カジュアルな服装や過度の肌の露出をするのはNG、ということは先に覚えておきましょう。

平服が求められるシーンとは？シーン別のポイントとおすすめコーディネート

平服が許されるシーンは、主に以下の2つですが、入卒式や同葬会でも平服指定の場合があります。

お別れ会・偲ぶ会
披露宴・二次会

平服は略喪服や略礼服とも呼ばれており、こちらは喪服や礼服の正装を簡略化した服装で、カジュアルではない装いのことを指します。主催者側の意向をくみ取ると、「本来なら正装や準礼装が望ましいが、あらたまった服装でなくても構わない」という意味になります。

弔事（お別れ会・偲ぶ会）

お別れ会や偲ぶ会に参列する場合、女性・男性ともに略喪服のダークスーツを着用します。結婚式と比べると、服装の選択肢が少なくなるため選びやすいかもしれません。弔事での服装では、主張を控えめにして、濃紺や黒・ダークグレーなどの色合いの服装にします。どの色にするか迷ったら黒のスーツにすれば良いでしょう。

[女性][略喪服][洋装][弔事] ダークスーツ

女性の略喪服であるダークスーツは、濃紺・ダークグレーなどのダークグレーおワンピースやツーピース、アンサンブル、パンツスーツ等です。黒い服であれば、トップスとボトムスの単品コーディネートでも構いません。ただし、大きく開いた衿ぐりや袖なし・大胆なスリット等は、華やかに見えてしまうので控えましょう。基本的には、黒やダーク系でまとめるので、白いインナーは着ません。

アクセサリーは、真珠のネックレスを合わせます。真珠は天然真珠でも人工真珠でもどちらでも構いません。

バッグは布製や革製などの中型までのもので、出来るだけ金具がないものを合わせます。

靴は、シンプルな光沢のない黒のものを合わせます。

ストッキングも黒が良いでしょう。

[男性][略喪服][洋装][弔事] ダークスーツ

男性の略喪服であるダークスーツは、濃紺またはダークグレー等の黒っぽい地味な無地系のスーツを意味します。ワイシャツは白の無地で、ネクタイは黒無地またはダークグレーの無地などの地味なものを合わせます。七回忌以降の法要の場合は、地味な小紋側でも良いでしょう。

靴は黒革（カーフ）の紐結び（レースアップ）で、デザインはシンプルなストレートチップ（先端部にラインが1本入っているタイプ）か、プレーントウ（先端部に飾りのないタイプ）が基本です。ダークスーツの場合には、多少デザインのある靴を履くこともできますが、光る素材のついたものは避けましょう。

慶事（披露宴・二次会）での平服

披露宴や二次会に列席する場合、女性の洋装はフォーマルなワンピース、ツーピースを着用します。ドレッシーなパンツスーツでも構いません。和装であれば、白無地や付け下げなどの略礼装が適しています。男性の場合は、弔事と同様にダークスーツを着用すると良いでしょう。ネクタイは、弔事とは異なり、シルバーグレー系で、ポケットチーフを用いて華やかさを演出します。

[女性][略礼服][洋装][慶事] フォーマルワンピース・ツーピース・パンツスーツ

女性の洋装では、フォーマルなワンピース、ツーピース、パンツスーツが良いでしょう。慶事ですので、華やかさを演出するために、2連のパールネックレスを着用される方もいます。

もちろん、1連のパールネックレスでも構いません。

アクセサリーは、真珠のネックレスを合わせます。真珠は天然真珠でも人工真珠でもどちらでも構いません。

バッグは、服装の色味に合わせてパーティーバッグを合わせます。靴もシンプルなものを合わせます。ストッキングは黒以外のベージュやナチュラルな色のもので構いません。

[男性][略礼服][洋装][慶事] ダークスーツ

男性の場合は、弔事と同様にダークスーツを着用すると良いでしょう。ネクタイは、弔事とは異なり、シルバーグレー系で、ポケットチーフを用いて華やかさを演出します。注意点は、新郎より目立つスーツを着ないことです。例えば、白やピンク、シルバーなどは新郎と被ってしまう可能性があります。スーツはなるべくシンプルなものを選び、シャツやネクタイ、小物などでさりげないおしゃれを楽しみましょう。

入園式・卒園式での平服

入園式・卒園式での平服は、通園されている園に合あわせた上品な装いでコーディネートします。ワンピースやツーピース、パンツスーツが良いでしょう。

同窓会での平服

同窓会での平服は、場所や時間帯、出席者の顔ぶれに合わせた服装を心掛けます。基本的には、清潔感のある服装を心掛けると良いでしょう。

平服のNGポイント・避けたいアイテム

平服を選ぶ際、まずは避けた方が良いアイテムを知ることから始めましょう。冠婚葬祭によって服装のマナーは異なりますが、共通のマナーは存在します。以下のような服装やアイテムは避けた方が良いので参考にしてみてください。

平服のコーディネートで避けたいアイテム

・Tシャツ、パーカー、デニム、チノパン
・ジャージ、ナイロン、リネンなどの素材
・シワ加工、ダメージ加工、派手なデザイン
・短パン、ミニスカート、スリットなど肌の露出が多い服
・サンダル、ミュール、スニーカー、ブーツ
・網タイツや派手なタイツ
・クロコダイルやヒョウ柄、ファーなどの派手なアイテム

他にも、周囲と並んだときに目立ってしまうアイテムは選ばない方が無難です。弔事では、派手な服装を避ければ失敗は少ないですが、慶事では地味すぎる服装は逆に目立ってしまうことがあります。平服での装いは、ほかの参列者や列席者との調和を意識して選びましょう。

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まとめ：平服には、主催者の意向をくみ取った服装・装いをする心遣いが必要です

いかがでしたでしょうか？

平服について、弔事・慶事や入卒式・同窓会に合わせて、女性・男性ともに解説しました。
平服の種類や注意点についてもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。

冠婚葬祭で「平服でお越しください」と指定された場合、マナー違反にならないように注意が必要です。案内状で平服指定がなければ、基本的には正装が求められます。披露宴・二次会なら準備のための余裕がありますが、弔事では、参列する機会自体が少ないため、事前に自分に合ったものを選ぶのに迷うことも多く、事前に用意をしておくと良いでしょう。

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