2023
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お通夜に参列する際の服装|準喪服・略喪服や小物・髪型・ネイルについても解説

最終更新日 : 2024年7月22日

ブラックフォーマル

急な不幸があった際、すぐに駆けつけなくてはならないため、ゆっくりと支度をしている暇はないでしょう。だからといって、すでに準備が整っており、万全の状態でお通夜に参列できる方はほとんどいないものです。

参列者であれば、故人が亡くなられてから翌日以降のお通夜の服装は、準喪服を着用をします。喪主も夜間に行うお通夜は、正喪服のモーニングコートは昼間の服装ですから、夜間のお通夜は準喪服を着用します。
また、故人が亡くなられた当日のお通夜の服装は、参列者は準喪服ではなく、略喪服を着用をします。喪主の場合は、夜間に行うお通夜は、先ほど述べたように、正喪服ではなく準喪服を着用します。

故人が亡くなられてから、いつのお通夜になるのか、で着用する服装が変わりますので、少し注意が必要です。

この記事では、お通夜に参列する際の服装について解説していきます。どのような服装がふさわしいのか、また、小物・髪型・ネイルのマナーについてもお伝えします。訃報は、いつでも急に告げられるものです。いつか訪れる日のために準備を整えておきたい方や、これからお通夜に向かわなくてはならないという方は、この記事を参考になさってください。

この記事は、aniva・organic編集部が書いています。
フォーマルスペシャリスト資格保有。メンズ・レディース問わず、喪服を年間2,000着以上の販売実績あり。パールネックレス・フォーマルバッグも年間2,000点以上販売。冠婚葬祭のマナーに準じた礼装を、シーンに合わせてご提案いたします。

aniva・organic編集部


お通夜に参列する際の服装は?

故人が亡くなられた当日のお通夜か翌日以降のお通夜か、夜間のお通夜なのかどうかが、チェックポイントです。

お通夜の服装って、どんなものがよいのでしょうか?

故人が亡くなられて、翌日以降の夜間のお通夜であれば、喪主も参列者も準喪服になりますね。

準喪服って、どんな服装でしょうか?

一般的に、百貨店や紳士服店、喪服メーカーの直営ストアで販売されている喪服が準喪服になりますね。

お通夜の際に準喪服を着用すると、亡くなることを予期していたと捉えられるので、略喪服を着用したほうが良い、って聞きますけど、その辺はどうなのでしょうか?

はい、昔からお通夜は事前に亡くなることを予期していた、と捉えられないように、準喪服を着ずに略喪服を着用することが基本でしたね。ただ、最近では亡くなられてからお通夜までの日程に余裕があることが多いため、お通夜から準喪服を着る場合が多くなっています。

なので、故人が亡くなられて、日程に余裕がある「翌日以降」の夜間のお通夜は、準喪服を着用します。

そうなんですね。でも、喪主も参列者も準喪服を着用する、というのは何故なのでしょうか?喪主は、正喪服を着用するのではないでしょうか?

はい、喪主の正喪服は、洋装で男性の場合、モーニングコートになるのですが、モーニングコートは昼間の服装になり、夜間の服装ではありません。お通夜は、夜間に行うことが多いため、喪主であっても、「夜間のお通夜」は、正喪服ではなく、準喪服を着用します。

なるほど、ちょっとややこしいですが、喪主も参列者も、翌日以降の夜間のお通夜は準喪服でいい、と考えればスッキリしますね。

亡くなられた当日のお通夜は、どうなるのでしょうか?

はい、夜間のお通夜であれば、参列者は準喪服ではなく略喪服。喪主は、準喪服になります。

あっ、亡くなられた当日のお通夜の場合は、事前に亡くなることを予期していた、と捉えられないように、参列者は準喪服を着ずに略喪服を着用するのですね。喪主の場合は、夜間だから、正喪服のモーニングコートではなく、準喪服を着用するのですね。

はい、その理解で大丈夫です。なので、お通夜を行うのが故人が亡くなられた当日なのか、もしくは翌日以降なのか、そして夜間で行うかどうかが、チェックポイントですね。

お通夜とは、葬儀や告別式の前に親しい友人やゆかりのある人々が集まり、故人のご冥福を祈る儀式です。お通夜は、当日もしくは翌日の夕方18時や19時頃から2-3時間かけておこなわれるため、仕事帰りに駆けつける方もいます。お通夜に参列する際の服装には決まりがありますので、かならず確認しておきましょう。

喪主は、お通夜を夜間で行う場合、正喪服ではなく「準喪服」を着用します

喪主の場合、男性で洋装であれば、正喪服はモーニングコートを着用しますが、お通夜は夜間に行う場合がほとんどですので、昼間の服装であるモーニングコートはふさわしくありません。なので、夜間のお通夜は、喪主の男性は、準喪服のブラックスーツを着用します。

喪主の女性は、男性と格式を合わせる必要がありますので、男性がお通夜で準喪服を着用するのであれば、女性も格式を合わせて、準喪服のブラックフォーマルスーツを着用します。

[準喪服][喪主][女性][洋装][通夜] ブラックフォーマルスーツ

女性の準喪服は「ブラックフォーマルスーツ」になります。正喪服と同じく、生地の色はビジネス用の黒よりも濃い黒になります。

準喪服は、一般的な喪服であるワンピース・アンサンブル・スーツなどで、パンツスーツでも構いません。袖丈は5分丈から長袖、着丈は膝が隠れるひざ丈からミディ丈(ふくらはぎ丈)のものにします。

フォーマルバッグは黒で、布製などの中型までのサイズで構いませんが、カジュアルにならないように気を付けます。

アクセサリーは、パールネックレスを合わせます。真珠は、本真珠でも人工真珠でも構いません。

靴は黒で、シンプルなデザインのパンプスにし、ストッキングも黒が良いでしょう。

参列者は、故人が亡くなられてから翌日以降のお通夜に参列する場合は、「準喪服」を着用します

参列者の場合、男性で洋装であれば、準喪服はブラックスーツを着用します。女性も準喪服のブラックフォーマルスーツを着用します。

[準喪服][参列者][女性][洋装][通夜] ブラックフォーマルスーツ

女性が着用する準喪服の説明は、先ほど述べた通りです。

参列者は、故人が亡くなられた当日のお通夜に参列する場合は、「略喪服」を着用します

お通夜が当日の場合は、基本的に「ダークスーツ(略喪服)」を着用します。なぜご葬儀や三回忌法要などで着用が求められる「準喪服」ではなく略喪服なのかというと、お通夜は急に訪れるものですので、着替える時間がなく慌てて駆けつける方も少なくないためです。

故人が亡くなられた当日のお通夜に、参列者が準喪服を着ていくと「不幸が訪れるとわかっていて準備していた」と捉えられる場合もあり、そのように捉えられないように配慮します。

[略喪服][参列者][女性][洋装][通夜] ダークスーツ

濃紺・ダークグレーなどのダークカラーのワンピースやツーピース、アンサンブル、パンツスーツなどです。黒い服であれば、トップスとボトムスの単品コーディネートでも構いません。ただし、大きく開いた衿ぐりや袖なし・大胆なスリットなどは、華やかに見えてしまうので気をつけます。基本的には黒やダーク系でまとめるので、白いインナーは着ません。バッグは布製や革製などの中型までのもので、できるだけ金具がないものを合わせます。靴は、シンプルな光沢のない黒を選びます。ストッキングも黒が良いでしょう。

お通夜に参列する際の持ち物

お通夜に参列する前に、必要な持ち物がそろっているかを確認しましょう。

お通夜に参列する際に、必要な持ち物はこちらになります。
・数珠
・香典
・袱紗
・ハンカチ

お焼香の際に手に持つ数珠(念珠)は、宗派によって形が異なります。どの宗派でも使える数珠をお探しの方は、一連タイプのっ略式数珠を選ぶとよいでしょう。

お通夜に参列する際は香典を持参しますが、直接渡すのではなく、折りたたんだ袱紗の上に香典を置くのがマナーです。準備の段階で、袱紗に香典を包んでからフォーマルバッグに入れましょう。

また、涙をぬぐうためのハンカチも用意しておきましょう。ハンカチは、白もしくは黒が望ましく、無地が無難です。

学生や子供の服装のマナー

学生や小さなお子さんがいる場合、服装のマナーが気になる方も多いでしょう。学生や幼稚園児の場合は、制服を礼服として扱います。チェックなどの柄が入っていても問題ありませんが、ボタンをきちんと留め、スカートを折り曲げないなど、清潔感ある着こなしを心がけてください。

未就園児をお通夜に連れていく場合には、黒や濃紺を基調としたシンプルな服であれば問題ありません。小さなお子さん用の喪服も売られていますが、成長が早く、すぐに着られなくなってしまうため、無理に購入する必要はないでしょう。

お通夜で気を付けるべき服装以外の身だしなみのマナー

お通夜では、服装以外にも、気を付けるべき身だしなみのマナーがあります。

[1] アクセサリーのマナー

時計や指輪、女性は真珠のネックレスを着用する場合もあるでしょう。いずれも問題ありませんが、デザインに決まりがあります。

時計は、シンプルで大きすぎないスタンダードなサイズのものを。革製のベルトは避け、ゴールドは避けてください。シンプルな時計を持っていない場合には、身につけていかないのが無難でしょう。

指輪は、結婚指輪であれば問題ありませんが、宝石やデザインが派手なものは例外です。真珠のネックレスは、一連のものを選びます。真珠は、本真珠でも人工真珠でもどちらでも構いません。真珠を二連や三連に重ねて身に着けることは、「不幸が重なる」という意味合いをもつため、お通夜や葬儀の場にはふさわしくありません。

[2] フォーマルバッグのマナー

金属などの派手な飾りが付いていないタイプを持ちましょう。仏教では不殺生の戒律があるため、殺生を連想させる革製のフォーマルバッグよりは、布製のフォーマルバッグが使えるシーンも多くおすすめです。

[3] メイク・髪型に関するマナー

メイクはシンプルに、ヘアセットする場合には、香りの強い整髪料の使用は避けて、首の後ろでくくるのが無難です。

パールやラメの入ったアイシャドウやパウダーは使わず、身だしなみを整える程度の薄化粧であれば問題ありません。なかには茶髪にしており、髪色が気になる方もいるでしょう。少し明るい程度であれば髪色を気にする必要はありませんが、バレッタや黒のヘアゴムを使って結ぶと、目立ちにくくなります。

[4] ネイルに関するマナー

ご遺族のお気持ちを考えますと、華やかなネイルはおすすめしません。どうしてもネイルを落とせない場合には、黒の手袋で隠す方もいらっしゃいます。普段からネイルを落とすためのリムーバーを常備し、出来る限りネイルは落とすようにしましょう。


まとめ:故人が亡くなられて翌日以降のお通夜は、喪主・参列者はともに「準喪服」を着用します

いかがでしたでしょうか?

お通夜の際の服装や小物・髪型・ネイルについても解説していきました。
突然の訃報に、慌てて準備を整えている最中の方もいらっしゃるでしょう。親しい方がお亡くなりになって悲しみに暮れる中で、慣れない身支度を調えるのは大変なものです。前もって服装や小物、持ち物に関する知識を身につけておけば、少しでも気持ちに余裕がもてることでしょう。

故人が亡くなられた当日のお通夜か翌日以降のお通夜か、で参列者は服装が変わります

翌日以降のお通夜では、喪主・参列者ともに準喪服を着用する

当日のお通夜では、喪主は準喪服、参列者は略喪服を着用する

なるほど、喪主も参列者も、翌日以降の夜間のお通夜は準喪服でいい。当日のお通夜の場合は、喪主は準喪服、参列者は略喪服を着る、と整理できましたね。

真珠のネックレスやフォーマルバッグなどの小物もちゃんと用意しておいた方がいいですね。

はい、訃報は急に訪れるものですので、故人のご冥福を祈るために、そしてご遺族に失礼のないよう、必要になる準喪服や小物は、前もって準備しておくことをおすすめいたします。

最近では、お通夜を故人が亡くなられた当日ではなく、翌日以降に行う場合が多くなっています。翌日以降のお通夜の場合は、喪主や参列者も準喪服を着用しますので、もし1着も準喪服をお持ちでない場合は、一度検討されてみても良いと思います。その際に、一緒に合わせるパールネックレスやフォーマルバッグもあわせてご確認ください。

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