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七回忌での服装マナーは?男性・女性・子供の適切な服装を解説します
最終更新日 : 2024年7月22日
七回忌では、服装のマナーは、お通夜や葬儀と比較すると簡略化していきますが、最低限のマナーがあることをご存じでしょうか?
故人が亡くなって年数が経っても、故人を偲ぶ気持ちを忘れないためにも、基本は押さえておきたいところです。
この記事では、七回忌の服装のマナーと注意点について解説します。
「七回忌は、喪服を着るの?」
「七回忌は、平服を着るの?」
「施主・参列者は何を着ればよいの?」
など、何を着て良いか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事は、aniva・organic編集部が書いています。
フォーマルスペシャリスト資格保有。メンズ・レディース問わず、喪服を年間2,000着以上の販売実績あり。パールネックレス・フォーマルバッグも年間2,000点以上販売。冠婚葬祭のマナーに準じた礼装を、シーンに合わせてご提案いたします。
aniva・organic編集部
目次
七回忌の装いとは
七回忌での服装って、どんな服装なのでしょうか?
七回忌法要なので、やっぱり喪服を着るのでしょうか?
七回忌法要なので、男性も女性も略喪服になります。施主も参列者も略喪服になり、装いに格式の違いはありません。なので、施主も参列者も準喪服や正喪服は着用しません。
男性や女性の略喪服って、どんな服装ですかね?
男性の略喪服は、イメージしやすいのは黒色の無地のスーツです。ダークカラーのビジネススーツも無地で地味なものであれば略喪服として使用して問題ありません。
女性の略喪服は、濃紺や黒色の無地のダークカラーのアンサンブルやワンピース、ツーピースです。女性も黒色の無地で地味なものであれば、ビジネススーツを略喪服として使用して問題ありません。
なるほど、黒色の無地で地味なものであれば、男性も女性もビジネススーツを着用していいのですね。
はい、その認識で大丈夫です。次に七回忌法要について、解説していきますね。
七回忌とは
七回忌とは、故人が亡くなってから満6年目にあたる祥月命日のことです。例えば、2024年8月1日に亡くなった場合であれば、2030年8月1日が祥月命日にあたります。
一周忌と三回忌を合わせると、三回目の法要となります。七回忌は小規模で行われることが多く、遺族や親族だけの場合も珍しくありません。ただし、地域によっては決まりがあるため、事前にご年配の方などに確認するといいでしょう。
七回忌での服装のマナー
七回忌は、お通夜や葬儀のように、正喪服や準喪服を着用しません。ただし、Tシャツにジーンズのようなラフな服装で参列してよいわけではありません。
では、どのような服装で参列すればいいのかを、ポイントを押さえて解説していきます。夏や冬の服装で注意する点も紹介しますので、参考にしてみてください。
七回忌では、施主・参列者も「略喪服(平服)」を着用します
七回忌では、施主も含めたすべての参列者が「略喪服(平服)」を着用します。
地域によっては、施主が準喪服を着用する場合もありますが、基本は略喪服で差し支えありません。略喪服は、喪服のなかで最も格式が低い装いですが、平服とはいっても私服ではないことを覚えておきましょう。
次に、男性・女性それぞれの略喪服を解説します。
男性の略喪服「ダークスーツ」
男性の略喪服は、ダークスーツを指します。ダークスーツとは、濃紺またはダークグレーなどの黒っぽい地味な無地系のスーツを意味します。
ビジネスで使用する黒やネイビー、グレーなどのスーツで無地のものであれば、問題ありません。ステッチやパッチポケットがついているもの、裏地が派手なジャケットは、カジュアルな印象を与えるので控えましょう。
ワイシャツは、白のレギュラーカラーが無難です。ボタンやボタンホールに色がついているものは、法事にふさわしくありません。また、ボタンダウンもカジュアルな雰囲気になるため、避けるようにしましょう。
靴は黒革(カーフ)の紐結び(レースアップ)で、デザインはシンプルなストレートチップ(先端部にラインが1本入っているタイプ)か、プレーントウ(先端部に飾りのないタイプ)が基本です。ダークスーツ(略喪服)の場合には、多少デザインのある靴を履くこともできますが、光る素材のついたものは避けましょう。
冬場にコートを着用する際は、トレンチコートやチェスターコートがオススメです。色は黒やネイビーなどを選ぶと、失敗がありません。ミリタリー系のアウターは法事の雰囲気に合わないので、控えるのが無難です。
女性の略喪服「ダークスーツ」
女性の略喪服も、ダークスーツを指します。ダークスーツとは、濃紺・ダークグレーなどのダークカラーのワンピースやツーピース、アンサンブル、パンツスーツなどです。
黒い服であれば、トップスとボトムスの単品コーディネートでも構いません。ただし、大きく開いた衿ぐりや袖なし・大胆なスリットなどは、華やかに見えてしまうので気をつけます。基本的には黒やダーク系でまとめるので、白いインナーは来ません。女性は、黒のカットソーかブラウスを選びます。
アクセサリーは、パールのネックレスを合わせます。
バッグは布製や革製などの中型までのもので、できるだけ金具がないものを合わせます。
靴は、シンプルな光沢のない黒を選びます。ストッキングも黒が良いでしょう。
冬場のコートは、黒やグレー、濃紺で合わせましょう。カジュアルな印象が強いものは避けるようにします。
施主から案内を出す場合は、「略喪服(平服)」指定で案内をすると親切
施主が参列者に七回忌の案内を出す場合は、服装を「略喪服(平服)」で着用するように指定して案内を出しておいた方が親切です。参列者のお立場で、七回忌で略喪服(平服)ではなく、略喪服よりも格式の高い準喪服を着用される方もいるためです。参列者は、服装について不安に感じていることがあるため、不安な点を案内で解決してあげると良いでしょう。
装いの格式が悪いと、施主・参列者のストレスにつながるばかりか、故人に対しても失礼になります。服装や小物など装いの準備が必要なこともあるため、できるだけ早く参列者に案内するようにしましょう。
子供の服装のマナー
子供は大人ほどマナーが多くありませんが、気をつけておくことがあります。まず、派手な色や柄物の服装を選ばないことです。制服がある場合は問題ありませんが、制服を持っていない場合は、できるだけ落ち着いた服を選びましょう。
未就学児の場合は、黒やネイビーなどのシンプルな服装であれば間違いありません。男の子は白いシャツに黒かネイビーの服装、女の子は白いブラウスに黒かネイビーのワンピースなどがオススメです。
乳幼児も、寒色系で無地の服を選べば問題ありません。読経や焼香の際に、じっとしていられないようであれば、お子様の参列を控えることも考えましょう。
家族のみで七回忌を行う場合の服装は?
家族のみで七回忌を行う場合は、ラフな服装でもいいと考えている人もいるのではないでしょうか。ケースバイケースですが、略喪服を着用するのが基本です。僧侶と故人に敬意を示す意味もあるため、自分だけで判断しないようにしましょう。
妊婦さんが七回忌に参列する際の服装は?
妊婦さんの場合は、体調面を考慮して服装を選びましょう。葬儀のときよりも厳しいマナーはないため、あらかじめ施主に伝えておくとトラブルが減らせます。基本的には黒やネイビー、ダークグレーを基調としたワンピースやアンサンブルを着用し、締め付けの少ないものを選びましょう。
七回忌での服装以外の身だしなみ・マナー
七回忌では、服装とあわせて身だしなみにも気をつかいましょう。具体的にどのようなことに注意すべきかを解説します。
バッグ・かばん
七回忌に持参するかばんは、光沢のない布製か、もしくは革製のバッグで、出来るだけ金具がないものを選びます。装飾や金具などは、お祝いや喜びを表すとされているため、法要にはふさわしくありません。また、光に反射するものも控えたほうがいいため、留め具やボタンなどにも注意が必要です。
靴
女性の靴は、カジュアルなデザインを避け、シンプルな黒のパンプスが無難です。ヒールの高さは3~5cm程度がよいとされ、略喪服とのバランスがとりやすくなります。
小さなリボンやお花がついているものでも意外と目立ってしまうので、控えるようにしましょう。ビジネス用のパンプスは、光沢が強かったりグレーに見えたりすることもあるため、事前に確認しておくのが確実です。
髪型
法要では華美なヘアスタイルを控えるとはいえ、わざわざ地味なカットをする必要はありません。法要の前にはパーマやカラーリングを控え、普段のヘアスタイルをアレンジするだけでも印象は変わります。ただし、明るい髪色にしている場合は、トーンダウンしておいたほうが無難です。
ロングヘアの場合は、低い位置でまとめると、落ち着いた雰囲気になります。高い位置でまとめると派手な印象になるので、気をつけましょう。
アクセサリー
七回忌の場合でも、アクセサリーのマナーがあります。七回忌にもパールネックレスが合わせますが、二重になっているものは「不幸が重なる」ことを連想させるので、七回忌でも控えましょう。
化粧
法事はおしゃれをする場所ではないため、ナチュラルメイクが基本です。法事で行う化粧は「片化粧」と呼ばれており、注意点があります。たとえば、目を大きく見せるアイラインなどは、法事には不要です。アイメイクで派手さが決まってしまうため、つける場合は、肌なじみのいいカラーを使いましょう。
口紅に関しては、法事では使わないのが一般的でしたが、近年では自然な色味であれば差し支えないといわれています。口紅を選ぶ際は、ラメやパール入りのものを避けるようにしましょう。口紅を塗った後は、ティッシュで押さえると、光沢感を抑えることができます。
まとめ:七回忌の服装は、施主・参列者も「略喪服(平服)」を着用します
いかがでしたでしょうか?
七回忌では、正喪服や準喪服を着用せずに、男性・女性、施主・参列者とわず、全員が略喪服を着用して参列します。
法要で派手な服装やメイクを避けることは、葬儀や四十九日などと変わりません。家族だけであっても、故人に敬意を示す場ということを忘れないようにしましょう。
七回忌の服装は、施主・参列者も「略喪服(平服)」を着用する
略喪服とは、無地の黒色のスーツが一般的
お子様の装いは制服、制服がなければ黒または濃紺のスーツを用意する
七回忌法要といっても、施主も参列者も「準喪服や正喪服を着用しない」と、理解できたのは良かったです。
ふむふむ、七回忌は男性も女性も「略喪服を着用する」ですね。
はい、その認識で大丈夫です。
子供も制服があると、制服を着用すればよいので、ラクですね。
そうですね、制服をお持ちでない場合は、黒または濃紺のスーツになります。七回忌もきちんと準備をして、その場にふさわしい装いをしていただけると良いですね。
「aniva・organic(アニバ・オーガニック)」は、冠婚葬祭の各場面で、その場にふさわしい装いをお探しの女性のために、フォーマルアイテムを提案するフォーマル専門ストアです。使い勝手のいい布製のフォーマルバッグや、冠婚葬祭すべてのシーンで使用できる、美しい輝きの人工真珠のネックレスやイヤリング・ピアス等を取り揃えています。
今回は、七回忌での略喪服の解説が中心でしたが、お通夜や葬儀で着用する正喪服や準喪服も取り揃えています。各世代に人気のデザインのものを用意していますので、着用する機会が増えてくる前に一度ご確認ください。正喪服や準喪服は、喪服専用の生地として、濃染加工を施した黒色の濃い生地を使用しており、百貨店や大手量販店との取引実績のある国内の喪服メーカーで製造しております。
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