2023
08.28
妊婦がお葬式に参列する際の服装|注意すべきマナーや持ち物も解説します

妊婦がお葬式に参列する際の服装|注意すべきマナーや持ち物も解説します

最終更新日 : 2024年7月22日

ブラックフォーマル

妊娠中に訃報があった場合、お葬式に参列して良いのか迷う方も多いでしょう。
基本的に、妊婦さんがお葬式に参列するのは問題ないといわれていますが、いくつか注意すべきマナーがあるためしっかりと覚えておきましょう。

今回は、妊婦さんがお葬式に参列する際の服装や持ち物について解説します。最低限のマナーを押さえつつ、参列する場合は、母子ともに健康第一で参列するようにしましょう。

この記事は、aniva・organic編集部が書いています。
フォーマルスペシャリスト資格保有。メンズ・レディース問わず、喪服を年間2,000着以上の販売実績あり。パールネックレス・フォーマルバッグも年間2,000点以上販売。冠婚葬祭のマナーに準じた礼装を、シーンに合わせてご提案いたします。

aniva・organic編集部

目次


そもそも妊婦はお葬式に参列しても良い?

妊婦もお通夜やお葬式に、参列してもよいのでしょうか?

体調面を考えると、無理に参列しなくてもよいとは思うのですが・・・。

はい、妊婦は参列してはいけない、というのはありません。故人との関係性が強い場合などは参列してもよいと思います。

ただ、体調に不安がある場合は、参列を控えてもよいと思いますよ。無理をされないことが大事です。

そうですよね。もし参列中になにかあったら、と考えると不安ですしね。

逆に、妊婦が参列する場合のおすすめの服装やこれは気を付けた方がいい、とかはあるのでしょうか?

はい、妊婦には前開きの喪服がおすすめではありますが、それらを踏まえて説明していきますね。

妊婦さんがお葬式に参列しても、マナーの観点では特に問題はありません。また、お葬式への参列は必須ではなく、人によっては辞退することも少なくありません。

一昔前は、「妊婦は葬式に参列してはいけない」「お墓に近づいてはいけない」などの迷信や言い伝えがありましたが、これらは流産などのリスクを減らすための配慮だったともいえます。地域によっては、邪気を払うためにお腹に赤い布を巻いたり、鏡を腹部に入れたりして参列するという風習もあります。

現代は妊婦さんへ配慮する方も増えてきており、そこまで神経質に考えなくても良いという意見も多いです。しかし、少しでも体調面に不安があるならば、医師や年長者、パートナーの方に相談して参列するかどうか決めるようにしてください。

妊婦用の喪服を着る必要がある?

妊婦さんが葬儀に参列する際、わざわざ妊婦専用の喪服を準備する必要はありません。既にお持ちの喪服が、ゆったりとしたデザインのものであれば、それで十分代用できます。

ただし、少しでも窮屈感のある服を着用していると、自分はもちろん赤ちゃんの健康に悪影響をおよぼす可能性があります。手元にある喪服で参列が難しい場合は、妊婦用にも着用できるゆったりとしたデザインのワンピースタイプの喪服を別途用意しましょう。

もし、このタイミングで喪服を購入するのであれば、出産後も着用することを考慮して、授乳も可能な前開きの喪服が便利です。

妊婦がお葬式に参列する際の服装のマナー

妊婦さんは、母子の健康を最優先にしたうえで葬儀に参列することが大切です。しかし、最低限のマナーを守らずに参列してしまうと、ご遺族や参列者に不快な思いをさせる可能性があります。

葬儀に関するマナーや風習はわかりにくい部分が多々あるため、祖父母や両親などに確認し、不安のない状態で参列しましょう。ここからは、妊婦さんが葬儀に参列する際の一般的なマナーについて解説していきます。

[1] 服

参列者として、葬儀に参列する際は、基本的に準喪服を着用します。女性の準喪服はブラックフォーマルスーツと呼ばれており、たとえば光沢のない黒のアンサンブルやワンピースなどが挙げられます。
喪主や喪主の親族として、葬儀に参列する場合は、正喪服を着用しますが、妊婦用の正喪服は販売が少ないため、親族に相談の上、問題なければ準喪服を着用します。

妊婦さんの場合、着脱しやすく体温調節のしやすいものを選びましょう。たとえば、黒のワンピースをベースに、肌寒いと感じたら同系色のジャケットやブラウスを羽織るのがおすすめです。前開きの喪服であれば、着脱も簡単です。ただし、肌を露出するのはマナーとして好ましくないため、夏場のノースリーブは避けましょう。

[2] 靴

靴は、基本的に黒のパンプスを履きます。素材は布製が好ましく、合成皮革でも問題ありませんが、エナメルなどの光沢のあるものやリボンや金属などの装飾があるものは控えましょう。ヒールは3-5センチが理想的で、高すぎるヒールは歩きやすさを重視して避けるのが無難です。
妊婦さんの場合、必ずしもパンプスを選ぶ必要はなく、地味な色のスニーカーで問題ないケースもあります。葬儀では火葬場やお墓への移動があるため、できるだけ履き慣れた靴を選ぶと安心です。

[3] メイク

葬儀に参列する際は、ナチュラルメイクが基本であり、控えめなメイクが良いでしょう。
たとえば、血色が良く見えるチークや、深紅の口紅などは控えます。アイメイクもラメ入りのマスカラやアイシャドウなど、派手な印象を与えるメイクは避けましょう。

また、ロングヘアの場合、邪魔にならないようにまとめます。

[4] アクセサリー

どのアクセサリーを身に着けるべきか迷った場合は、結婚指輪だけにしておくのが無難です。指輪やブレスレット、ネックレスなどの重ね付けは、「不幸が重なる」「不幸を繰り返す」という意味を連想させるため注意しましょう。

結婚指輪以外のアクセサリーを選ぶ際は、パールのネックレスやイヤリング、ピアスであれば問題ありません。このとき、パールはホワイトや自然な乳白色のものを選びます。黒のパールも良いです。パールの直径は、小ぶりのものを選び、主張を抑えることが重要です。通夜や葬儀に使用するパールの直径としては、8.0mm珠が一般的です。

妊婦がお葬式に参列する際の持ち物

妊婦さんが葬儀に参列する際は、寒さ対策を万全にしておきましょう。冬は焼香や読経の際に底冷えする可能性があるため、保温性の高いインナーを着用するとともに、使い捨てカイロなどを準備しておきます。

また、冬場の防寒対策だけではなく、夏場の暑さ対策も忘れてはいけません。葬儀会場によっては冷房が効きすぎている場合もあるため、ブランケットやカーディガンなどを持参しておくと安心です。もし用意する際には、派手な色のものではなくできるだけ地味な色のものを選びましょう。

妊婦がお葬式に参列する際の服装以外のマナー

最後に、妊婦さんが葬儀に参列する際に注意すべきことを紹介していきます。服装のマナーだけではなく、ご遺族や参列者を心配させないことが重要です。周囲に気を遣わせないためにも、以下で解説する3つのポイントを押さえて葬儀に参列するようにしましょう。

[1] 体調管理を徹底する

まずは自身の体調をチェックしましょう。葬儀中は長時間立ちっぱなしの場合や、座ったまま同じ姿勢をキープすることが多くなります。葬儀では想像以上に体力を消耗するため、少しでも異変があったら我慢は禁物です。

また、妊婦さんは臭いに敏感になるケースが多いため、焼香のにおいで気分が悪くなることもあります。無理をすると周囲に迷惑をかける可能性があるため、やむを得ない場合は早めに退席しましょう。そして、緊張やストレスによって葬儀後に体調を崩す可能性もあるため、葬儀が終わった後の過ごし方も重要といえます。

[2] 妊婦であることを伝える

葬儀に参列する際は、受付で妊婦であることを伝えておきましょう。葬儀中の緊張感やストレスをやわらげるためにも、周囲に理解してもらうことは重要です。また、参列中に周りにいる人たちに伝えておくことで、いざというときに対応してもらえるようになります。

自分が妊婦であることを伝えにくい、または遠慮してしまうという方は、知人経由で事前に伝えてもらうのも有効です。周囲が理解していれば途中退席もしやすく、参列者に変な気を遣わせずに済みます。周囲に何も伝えず勝手に行動してしまうのは好ましくないため、妊婦であることを事前に伝えておくようにしましょう。

[3] 参列可能か確認する

宗派や風習などにより、妊娠中は霊前やお墓に近づいてはいけないという文化が根強く残っていることも珍しくありません。故郷ではOKだったとしても、パートナーや知人の葬儀ではNGだったというケースもあるため、念のため、参列可能かどうか事前に確認しておくようにしましょう。


まとめ:宗派や風習を確認した上で、妊婦も参列可能かどうか判断、服装は前開きの喪服がおすすめ

いかがでしたでしょうか?

基本的には、妊娠中に葬儀に参列しても問題ありません。ただし、地域によっては遠慮した方が良い場合があるため必ず確認が必要です。

もし参列する場合、自身の体調を最優先とし、少しでも体調に不安があれば辞退する旨を伝えるようにしましょう。

妊婦がお通夜やお葬式に参列してはいけない、ということはない

妊婦が参列される場合は、無理はされないように

妊婦の服装は、前開きの喪服でアンサンブルやワンピースタイプがおすすめ

体調を考えながら、無理をしないようにすれば、妊婦でも参列してもよさそうですね。

旦那さんやかかりつけのお医者さんに相談して判断してもよいですね。

はい、お腹の赤ちゃんが最優先ですので、もし参列される場合は、無理をされないようにだけお願いいたします。

妊婦の服装は、前開きの喪服が脱ぎ着がしやすくてよいですね。

はい、既に喪服をお持ちの場合であればそれで十分ですが、前開きのものがあると出産後の授乳期にも使いやすいです。

お通夜やお葬式の後に、法事もありますから、1回だけではなく長く使えるものがよいですよね。

はい、長い目で見るとそうですね。アンサンブルであれば、ジャケットとワンピースがセットになっていますので、着方もバリエーションがでてきますね。ぜひご検討ください。

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