2023
08.20

納骨式に参列する際の服装は?家族のみで行う場合は平服でも問題ない?

最終更新日 : 2023年9月4日

ブラックフォーマル

お通夜や葬儀では喪服を着用するのがマナーですが、納骨式にはどんな服装で参列すればいいのでしょうか。仮に平服でもOKという場合でも、失礼にあたらないか不安な方も多いでしょう。

今回は、納骨式に参列する際の服装について、男性と女性、子どもの3つのケースに分けて解説します。また、家族のみで納骨式を行う際の服装やメイク、アクセサリーなどの注意点も説明していきますので、お困り方はぜひ参考にしてください。

そもそも納骨式とは

納骨式とは、火葬後の遺骨を納める大切な儀式です。一般的には、葬儀後の忙しい時期を避けて四十九日や一周忌に行います。また、地域によっては火葬当日に行うこともあるため、事前にいつ行うかどうか確認しておいた方が良いでしょう。

納骨式は遺族代表の挨拶から始まり、納骨を行ってから僧侶の読経と焼香となります。時間は30分程度で、その後に参列者と会食を行います。

納骨式に参列する際の服装

納骨式の服装は、四十九日前後によって異なります。ただし、地域や風習によってルールが違う場合があるため、不安な場合は年長者に確認しておくようにしましょう。

ここからは、四十九日前後に納骨式を行う際の服装について解説します。

納骨式を四十九日よりも前に行う場合

納骨式を四十九日よりも前に行う場合は、基本的に喪服を着用します。施主よりも格式の高い喪服を着用すると失礼にあたるため、できれば準喪服など正喪服ではないものを着用しましょう。

男性の準喪服とは、光沢のないブラックスーツを指します。紳士服店では礼服コーナーに並んでいるもので、墨のような黒が特徴です。

また、ウール100%の生地が使われていることがほとんどで、格式高い印象があります。なお、打ち合わせのボタンはシングルとダブルのどちらでも問題ありません。

女性の準喪服には黒のワンピースやスーツアンサンブルなどがあり、男性と同様、光沢のない生地を選ぶのが一般的です。ワンピースやスカートは、膝からふくらはぎまでの丈を選ぶと失敗しません。納骨式では素肌が隠れるよう、黒のストッキングを着用しましょう。

お通夜や葬儀、告別式に準喪服を着た場合は、灰やほこりなどがついていないか必ずチェックします。喪服のクリーニングは通常よりも時間がかかることがあるため、早めにクリーニングに出しておきましょう。

納骨式を四十九日よりも後に行う場合の服装

納骨式を四十九日よりも後に行う場合は、略喪服で参列しても問題ありません。一般的には平服とも呼ばれていますが、普段着ではないので注意しましょう。

男性の略礼服とは、黒や濃紺、ダークグレーなどのスーツのことです。無地であればビジネス用のスーツでも問題ありませんが、華美な印象を与えるボタンや裏地などは避けた方が無難です。併せて、パッチポケットやステッチが入っているようなカジュアルデザインのジャケットも控えましょう。

女性の略礼服は、黒や濃紺、ダークグレーなどのワンピースやアンサンブルなどを指します。過度な光沢やラメなどが入ったデザインでなければ、柄が入ったものでも許される場合があります。ただし、周囲と比べて目立ってしまう場合もあるため、参列者に合わせて選んだ方が無難です。

納骨式での子どもの服装は色に注意する

子どもが納骨式に参列する場合は、服の色に注意しましょう。学校の制服がある場合は、制服を着用して参列します。また、黒の革靴がない場合は黒系の落ち着いた色のスニーカーが無難です。

もし制服がない場合は、黒か濃紺、ダークグレーのジャケットと同系色のパンツを選べば問題ありません。女の子の場合は、男の子と同じく地味な色のブラウスとスカートを組み合わせるか、ワンピースを着用しましょう。

家族のみで納骨式を執り行う場合の服装

家族のみで納骨式を行う場合は、基本的に平服で問題ありません。家族のスケジュールを見て納骨式の日程を決めるため、参列者も少ないことがほとんどです。ただし、僧侶や故人の前であることを忘れずに、最低限のマナーを守って参列しましょう。

基本的には、男性はシンプルなビジネススーツに白いレギュラーシャツを選べば間違いありません。女性の場合も落ち着いた色味のワンピースやアンサンブルを選びましょう。

注意点としては、地域や風習によっては準喪服を着用するケースもあります。重要なのは、服装の格式を統一することなので、わからない場合は年長者に確認するのが望ましいでしょう。

納骨式の服装に関するマナー

納骨式は、葬儀や告別式と比べて服装が厳密に決まっているわけではありません。納骨式のマナーに関する情報が少ないため、メイクやアクセサリーについて混乱する人も多いでしょう。ここからは、納骨式に参列する際のメイクやアクセサリーなどのマナーについて解説していきます。

①メイクは控えめにする

納骨式では基本的に、自然なナチュラルメイクを意識しましょう。またチークを使う場合、血色が良く見えすぎないよう、できるだけベージュ系など肌色に近い色を使うのが無難です。

そして、目元もできるだけ華美にならないように意識します。アイラインは薄く引き、ラメ入りのアイシャドウなどは避けましょう。ネイルについてはシンプルなものであれば問題ありませんが、剥がれているものは失礼にあたるため、できる限りきれいな状態にして臨むのが良いでしょう。

②アクセサリーをつけるなら真珠が良い

アクセサリーを身につける場合は、真珠がおすすめです。一連のもので、黒ではなく白いシンプルなデザインを選ぶようにしましょう。このとき、真珠が二連や三連のものは「不幸が重なる」という意味があり、納骨式にはふさわしくないため、用意が間に合わない場合は結婚指輪だけをつけるようにしましょう。

③季節に合わせた服装を心がける

納骨はお墓を歩くことになるため、季節に応じて服装を選ぶ必要があります。短時間ではありますが、熱中症や寒さ対策が必要なので、以下のポイントを意識してみてください。

夏の納骨式の服装

夏の納骨式では、熱い日差しが照り付けることも少なくありません。基本的にはジャケットやブレザーなどを着用するため、できるだけ通気性の良いインナーを選びましょう。

たとえば、冷感や速乾素材のワイシャツやカットソーなどがおすすめです。汗をかいた後に冷房の効いた部屋で会食をすることもあるため、汗冷えしないようにするのも重要です。

基本的には露出の多い服装はマナー違反となるため、移動中などに着脱できる上着を持参しておくと安心です。具合が悪いときは無理をせずに日陰に入るなどして、体調に十分留意しながら臨みましょう。

冬の納骨式の服装

の墓地は冷え込むことが予想されるため、コートを用意しておくと安心でしょう。できるだけ黒やダークグレーなどの落ち着いた色味のものを選びます。チェスターコートやトレンチコートなど、カジュアル要素が少ないものを選ぶのがマナーですが、このときバックルやボタンが華美でないか確認しましょう。

他にも、保温性の高いインナーを着用するのもおすすめです。特に、読経や焼香の際に底冷えする可能性もあるため、寒さ対策は万全にしておきましょう。

まとめ

納骨式は、葬儀や告別式と比べて、厳密な服装のルールが決まっていません。しかし、カジュアルな服装で参列するのはマナー違反であり、準喪服か略礼服を選ぶのがおすすめです。納骨式の服装については情報が少ないため、不安な場合は年長者や葬儀会社に確認しておきましょう。

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