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葬儀屋(葬儀社)とは?種類やサービス内容、選び方まで詳しく解説
最終更新日 : 2024年5月9日
葬儀屋と一口にいってもさまざまな種類があり、提供しているサービスも葬儀屋ごとに若干の違いが見られます。希望通りのお葬式を叶えるためには、実際に依頼する葬儀屋の特徴を把握しておかなければならないものの、具体的にどんな特徴があるのかわからないと悩む方も多いでしょう。そこで今回は、葬儀屋の種類やそれぞれの葬儀屋が持っている特徴、具体的な葬儀屋の選び方について解説します。
葬儀屋(葬儀社)とは?
葬儀屋(葬儀社)とは、葬儀全般を取り仕切り、葬儀に必要な手配を行う会社のことです。運営に必要な資格は特になく、また認可制でもありません。サービス内容や費用は葬儀屋によって異なるため、亡くなった方やご遺族の方々の価値観に合った葬儀屋を選ぶことが大切です。
なお、葬儀屋は全国各地に点在しており、主に以下4つの種類に区分されています。
<葬儀屋の種類>
①葬儀の専門業者
②協同組合系
③互助会
④葬儀仲介サービス業者
まずはそれぞれの特徴から確認していきましょう。
種類①葬儀の専門業者
もっとも一般的なタイプの葬儀屋です。葬儀関連サービスに特化しており、規模の大きな会社は自社で斎場を運営していることも珍しくありません。また霊柩車やギフトの手配なども依頼できることが多く、葬儀全般を任せたいと考えている方に選ばれています。
種類②協同組合系
JAや生協といった協同組合が手掛ける葬儀関連サービスです。基本的には組合員向けですが、出資するなどの条件を満たすことで組合員以外の方が利用できる場合もあります。一般の葬儀屋と比較すると、料金が割安なことが特徴的です。
種類③互助会
一定の掛け金を支払うことにより、冠婚葬祭に関するサービスや割引を受けられるのが互助会です。実際に支払う掛け金と受けられるサービスは加入する互助会によってそれぞれ異なり、掛け金の支払いは分割でも可能です。また分割の場合、支払いの途中でも一部サービスを利用できる場合があるため、契約の前に互助会の規約を細かく確認しておきましょう。
種類④葬儀仲介サービス業者
葬儀仲介サービス業者とは、葬儀屋の紹介を専門的に行っている会社のことです。専門業者とは違い、自社で葬儀を執り行うことはありません。また、全国一律の料金・サービスを提供していることが多く、依頼すれば依頼者に合った葬儀屋を紹介してくれます。
葬儀屋のサービス内容
一般的な葬儀屋では主に以下のようなサービスを行っています。
<葬儀屋のサービス内容>
・ご遺体の引き取り、搬送、安置
・お通夜や葬儀のプランニング、手配
・お通夜や葬儀当日の進行
・お通夜や葬儀が終わった後のサポート
・法事のプランニング、手配、サポート
上記5つのサービス内容について、詳しく見ていきましょう。
ご遺体の引き取り・搬送・安置
亡くなられてから火葬までの間、ご自宅での安置が難しい場合はご遺体を葬儀屋に預け、ご遺体を清めたうえで斎場などの安置室に安置します。その後はご遺族の意向をうかがいながら、お通夜など葬儀の準備を進めると同時に、霊柩車・火葬場などの手配を行います。
お通夜や葬儀のプランニング・手配
依頼者とお通夜や葬儀に関する打ち合わせを行います。内容や料金を確認し、同意できた場合は式場・火葬場などを確保します。この際、僧侶の手配や会食・香典返しの準備、役所への死亡診断書の提出・火葬許可証の受け取りなど、諸々の手配を請け負っている業者も少なくありません。
お通夜や葬儀当日の進行
葬儀屋はお通夜や葬儀の準備を整えたのち、ご遺体を納棺して搬送します。式場の設営や弔問客の案内、司会進行などはすべて葬儀屋のスタッフが取り仕切るため、斎場などでご遺族の方々が作業に追われることはありません。
お通夜や葬儀が終わった後のサポート
斎場の片付けと並行して会食の用意を進めつつ、遺影や骨壺を持ち帰られるようさまざまな準備を整えます。また、ご自宅までスタッフが同行する業者であれば、骨壺の安置といったサポートも任せられます。
法事のプランニング・手配・サポート
お通夜や葬儀が終わった後に行う法事のプランニング・手配までサービス対象としている業者も少なくありません。たとえば、仏壇の手配や相続に関するサポート、喪中はがきの作成など多岐にわたります。
葬儀屋はいつ・どうやって決める?
葬儀屋を決めるタイミングは、「生前」または「亡くなった後」のいずれかです。亡くなった後にご遺族の方が葬儀屋を選ぶ場合は、亡くなった場所に応じて決め方が異なります。最期に残された時間を悔いなく過ごすために、双方の流れを確認したうえで依頼するタイミングを決めましょう。
生前に選ぶ
終活に取り組んでいる方であれば、生前に依頼する葬儀屋を決めておきましょう。生前に葬儀屋を決めることで、自身の希望を確実に葬儀屋に伝えられるほか、ご遺族の方々の負担も減らせます。また、事前割引のサービスを提供している葬儀屋も多く、うまく活用できれば費用面の負担も少なくなります。
亡くなった後に選ぶ
亡くなった後に葬儀屋を選ぶ場合、亡くなった場所によりその後の流れが異なります。
①病院で亡くなられた場合
指定したい葬儀屋がない場合、病院と提携する葬儀屋の紹介を受けられますが、希望するサービス内容・料金ではない葬儀屋を紹介されるケースも少なくありません。ご遺体を安置するための搬送だけを依頼し、その後に亡くなられた方やご遺族の希望を満たせる葬儀屋を探すのもひとつの手です。
②ご自宅で亡くなられた場合
在宅医療を受けている、または持病がある場合などは、かかりつけ医に連絡して死亡診断書を記入してもらいます。もし死因が不明なときは、管轄する警察署に連絡して検視を受けましょう。その後は希望する葬儀屋に連絡を取り、スタッフの到着を待ちます。
葬儀屋の選び方は?注目したい4つのポイント
葬儀屋選びが進まなくなってしまったときは、以下に挙げるポイントを見直しましょう。
<葬儀屋選びで注目したい4つのポイント>
①葬儀の規模
②サービス内容・対応範囲
③料金
④スタッフとの相性
それぞれ順番に見ていきましょう。
①葬儀の規模
斎場の広さなど、葬儀の規模を考慮しましょう。大規模な葬儀を得意とする葬儀屋もあれば、小規模な葬儀を専門に手掛ける葬儀屋もあるため、希望する規模の葬儀に慣れた葬儀屋の利用をおすすめします。
②サービス内容・対応範囲
告別式のみを行う一日葬や、式をせずに火葬のみを行う火葬式など、新しいスタイルに対応しているか確認することも重要です。また、特定の宗教・宗派で執り行う場合、それに対応している葬儀社でなければ段取りがつかなくなるため、サービス内容と対応範囲のチェックは必須といえます。
③料金
葬儀屋によって料金が大きく異なります。予算に収まるかどうか、利用する予定のプランに希望するサービスがすべて含まれるかどうか確認しましょう。もしプラン外のサービスを利用する場合、オプション料金も含めた合計額を計算することが大切です。
④スタッフとの相性
大切な方との最期の時間を思い残すことなく過ごすためには、スタッフの人柄や相性を重視することも大切です。丁寧な対応をしてくれるか、説明がわかりやすいかなどをプランニングの段階から確認し、もし信頼できないようなら別の業者に相談することをおすすめします。
まとめ
葬儀屋にはいくつかのタイプがあります。葬儀屋によって対応できるサービスの範囲や料金が違うため、納得のいくまで検討してから決めるようにしましょう。また、葬儀を執り行う際は自分に合った喪服を着用して失礼のないように振る舞うことも重要です。
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