2023
08.14
ブラックフォーマル [ALB026]

一周忌での服装マナーは?男性・女性・子供の適切な服装を解説します

最終更新日 : 2023年8月17日

ブラックフォーマル

一周忌ではどのような服装マナーがあるのか、わからない方は多いのではないでしょうか。故人が亡くなってから一年の節目でもあるため、失礼のないように参列したいと考えている方も多いはずです。

当記事では、一周忌の服装マナーについて、男性・女性・子供別に解説していきます。親族として参列する場合は、ほかの参列者よりもマナーが重要視されるので、恥をかかないように準備しておきましょう。

一周忌とは?

一周忌法要とは、故人が亡くなってから一年目の命日におこなわれる法要を指します。命日が平日の場合は、前倒しして週末などにおこなうことが多いです。一年忌法要には、遺族や親族、親しかった友人などが参列します。主に僧侶の読経や焼香、故人を偲ぶ会食(お斎)をする流れが一般的です。

一周忌での服装マナー

ここからは、一周忌での服装マナーについて解説していきます。どのような服装をしていけばいいか不安な方は、参考にしてみてください。

基本的には施主・その家族・参列者も「準喪服」を着用する

一周忌法要では、施主・その家族・参列者も「準喪服」を着用するのが基本です。準喪服とは、フォーマルスーツやフォーマル用のワンピースなどを指します。ここからは、どのようなものを選べば間違いがないか見ていきましょう。

男性の準喪服「ブラックスーツ」

男性用の準喪服は、ブラックスーツと呼ばれるものです。ビジネス用のブラックスーツは、ストレッチ性や耐久性を高めるために、ウールとポリエステルの混紡素材を使用している場合があります。一方で、フォーマル用のブラックスーツは、上質なウール100%の生地を使用していることが多いのが特徴です。

ビジネス用とフォーマル用では、後者のほうが黒の深みが強く、ビジネス用のスーツだとグレーに見えてしまうことが少なくありません。とくに法要で参列したときに差が歴然となるため、フォーマル用のブラックスーツをそろえておくのがオススメです。

女性の準喪服「ブラックフォーマルスーツ」

女性用の準喪服とは、黒のワンピースやアンサンブルのことです。フォーマル用のブラックスーツでも、問題はありません。男性と同様で、光沢のない深みの強い黒であるかが重要です。

ワンピースやスカートにスリットが入っていると、華美な印象を与えてしまうのでよくありません。フォーマル用のジャケットの場合は、後ろの裾に切れ目のないノーベントを選ぶといいでしょう。

七回忌以降であれば、「略喪服(平服)」でもOK

一周忌法要では準喪服が一般的とお伝えしましたが、七回忌以降では「略喪服(平服)」でも差し支えありません。ただし、施主と参列者の服装バランスが悪くならないように、服装について事前に案内を出しておくのが親切です。

ここからは、略喪服(平服)での参列が可能な場合の服装について解説していきます。

男性の略喪服「ダークスーツ」

男性の略礼服には、黒・濃紺・濃いグレーなどのダークスーツが挙げられます。弔事の平服とは私服ではないので、間違えないようにしましょう。フォーマルに近いスーツを着ていくイメージをもつと、失敗がありません。

一般的には、夏場に半袖のワイシャツを着ていくのはよくないとされています。春夏用の裏地のないジャケットや、サマーウールなどの素材が使われたスーツを選ぶといいでしょう。

女性の略喪服「ダークスーツ」

女性の略礼服も、黒・濃紺・濃いグレーなどのワンピースやアンサンブルなどが一般的です。ノースリーブや半袖を着用するのはマナー違反となるため、夏場の法要の際は、透けにくい薄手のジャケットやブラウスなどを羽織るといいでしょう。

また、スカートが短いものやスリットが入ったものも好ましくありません。膝丈かふくらはぎ丈のスカートやワンピースを選ぶようにしましょう。

子供の服装マナー

子供の服装は、カジュアルにならないように気をつけましょう。たとえば、制服に合わせる靴は、スニーカーではなく革靴やローファーなどを選びます。また、大学生以上の場合は、大人と同じ扱いになるので注意しましょう。

制服は法要に適しており、通年で着用できるのでオススメです。制服を持っていない場合は、黒や濃紺などのスーツやワンピースなどを新調する必要があります。乳幼児は厳格なルールはありませんが、派手なデザインを避けた地味な服を選ぶのが無難です。ただし、参列中に落ち着かないことが予想される場合は、無理に参列させないのもひとつの選択です。

家族のみで一周忌をおこなう場合の服装は?

家族のみで一周忌をおこなう場合も、基本的には準喪服で参列します。僧侶を招いて読経をおこなうため、できるだけ失礼のない服装で臨みましょう。略礼服(平服)で参列したい場合は、事前に葬儀会社や僧侶に相談しましょう。

妊婦さんが一周忌に参列する際の服装は?

妊婦さんが一周忌に参列する場合は、着心地がゆったりしていて着脱しやすい服装を選ぶことです。たとえば、ウエストの締め付けが少ないタイプや、前ファスナーのものを選ぶといいでしょう。冬場の場合は、中にカイロなどを入れておくと保温性が高まり、体を冷やさず過ごせます。

一周忌での服装以外の身だしなみマナー

一周忌の服装は準喪服が一般的ですが、服装以外にもいくつかマナーがあります。細かいところまでしっかりと準備をおこなうことで、凛とした雰囲気を纏うことができるでしょう。

かばん

かばんは、華やかな模様や装飾を抑えたものを選ぶのがオススメです。革製のかばんでもマナー違反にはなりませんが、地域や宗派によっては殺生をイメージさせるため、控えたほうがいいでしょう。布製のフォーマルバッグはフォーマルシーンにふさわしく、軽くて持ち運びがしやすいのが特徴です。

靴は、黒のパンプスが基本です。リボンや金具などの装飾がないシンプルなタイプを選ぶと、失敗がありません。注意する点は、靴の中敷きのデザインです。靴を脱いだときに華美なデザインが目にとまると、失礼な印象を与えてしまうこともあります。派手な色の中敷きの場合は、黒のインソールを敷くなどして隠すようにしましょう。

髪型

髪型に関しては、派手なカラーは避けることです。カラーを入れるのであれば、黒に近い自然な茶色にするのがいいでしょう。一周忌が終わるまでは、カラーリングをしないのもひとつの選択肢です。タイミングが合わない場合は、スプレーなどで黒染めをするようにしましょう。

アクセサリー

法要では、アクセサリーを2つ以内にするのが無難です。オニキスや黒曜石などの黒い宝石であれば間違いありません。また、長いネックレスは、「不幸がのびる」などのイメージを連想されるため、避けるようにしましょう。真珠で小ぶりのピアスなどを選ぶと、華美な主張にならないためオススメです。

化粧

一周忌の法要では、素肌を隠す程度の化粧にとどめておくのが無難です。化粧をしないのも失礼にあたりますが、やりすぎもよくありません。薄くファンデーションを塗り、自然な色味のアイメイクと口紅を引く程度にしましょう。

まとめ

一周忌法要では、準喪服を着用するのが基本です。故人を偲ぶ大切な儀式でもあるので、失礼のない服装で参列するようにしましょう。喪服用のワンピースやアンサンブルは着る機会が少ないからこそ、リーズナブルで品がよく見えるものを選ぶことが大切です。

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