2023
08.09
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喪服のレンタルサービス|マナー違反ではない?急に喪服が必要になった時の対処法も解説

最終更新日 : 2023年8月16日

ブラックフォーマル

お通夜やご葬儀に参列しなくてはいけないのに「自宅に喪服がない!」と慌てた経験はありませんか?お通夜は親しい方に不幸があった当日、もしくは翌日の夕方、ご葬儀はその翌日に行われます。喪服を買いに出かける余裕はないため、前もって準備していない方は、途方に暮れてしまうかもしれません。

そこで知っておきたいのが「喪服のレンタルサービス」です。文字通り喪服をレンタルできるサービスですので、ご自宅に喪服がなくても、慌てる心配はないでしょう。

この記事では、喪服のレンタルサービスの利用は、ご葬儀・告別式などの場でマナー違反ではないのか?そして急に喪服が必要になった時の対処法についてご紹介していきます。

喪服のレンタルサービスの利用を検討している方や、喪服をまだ準備していないという方は、ぜひ目を通してください。

喪服が急に必要になったときはレンタルできる

喪服の宅配レンタルサービスは、喪服が急に必要になったときに、自分の体形や希望に合った喪服を貸してもらえるサービスです。

一昔前は嫁入り前に和装の喪服を用意した家庭も多くありましたが、時代の流れとともに、そのような風潮も薄れてきました。喪服を1着も持っていないという方も決して珍しくなく、お通夜やご葬儀に着ていく服装選びを迷われる方が多くいます。

喪服レンタルにかかる費用の相場

喪服レンタルは、どこから借りるかによって、相場は異なります。喪服レンタルができるのは、大きくわけて「葬儀社」「インターネットサービス」「紳士服店」のため、そのうちもっとも利用しやすいサービスを選びましょう。

葬儀社:8,000円~

インターネットサービス:6,000円~

紳士服店:男性用(15,000円)・女性用(6,000円~)

上記の費用は、あくまでも一例です。和装や洋装なのか、小物のレンタルもプラスするのか、どのくらいの期間レンタルするのかでも変動します。

喪服のレンタルから届くまでの時間

喪服のレンタルを検討している方が気になっているのは、届くまでの時間ではないでしょうか。葬儀社を経由して貸衣装店から借りる場合や、紳士服店などの実店舗に赴く場合は比較的すぐに手元へ届きますが、インターネットの喪服・礼服レンタルサービスを利用する場合には、注意が必要です。

インターネットサービスを利用する場合、多くの店舗が、翌日の朝までには手元に届くよう発送してくれます。ただし「前日の15時までの注文に限る」などの制約がありますので、かならず確認しましょう。

また、台風や大雪などの悪天候で、荷物が届くまでに時間がかかるケースもあります。インターネットサービスは自宅にいながら申し込みできるため非常に便利ですが、到着が遅れても利用日に慌てなくて済むよう、余裕をもって申し込むことをオススメします。

喪服をレンタルする際の注意点

喪服をレンタルする際には、下記の点に注意してください。

<喪服をレンタルする際の注意点>

小物の用意があるか確認する

必要ならば和装の着付けも手配を行う

サービスを利用してから「こんなつもりじゃなかった」と後悔しないようにしてください。

小物の用意があるか確認する

喪服のレンタルサービスで、バッグや靴などの小物も借りられるのかを確認しましょう。自宅に小物の用意がない場合には、まとめてレンタルすると手間がかかりません。

男性:靴、ネクタイ、バッグ

女性:バッグ、帯、帯板、帯枕、足袋、草履、長襦袢 など

和装の喪服をレンタルする場合には、必要な小物がセットでついてくるケースがほとんどですが、なかには追加料金が発生するほか、小物の用意がない場合もあります。着付けの際に慌てないためにも、かならず見ておきましょう。

必要ならば和装の着付けも手配を行う

普段から着物を着なれている方でないと、和装の着付けは難しいものです。必要ならば、和装の着付けも手配しましょう。

貸衣装店でレンタルする場合は、無料の着付けサービスを提供している店舗もあるようです。出張サービスを利用する場合は、5,000円~10,000円ほどが相場でしょう。

レンタル喪服で参列するのはマナー違反?

レンタル喪服でお通夜やご葬儀に参列するのは、決してマナー違反ではありません。自宅に喪服がない方にとってメリットの多いサービスですので、状況に合わせて利用しましょう。

しかしレンタル品だと、「自分の体形に合わない」「その場に合った適切な服でない」などのトラブルが発生しやすくなります。とくにインターネットサービスでは試着ができないため「大きいサイズを間違えて注文してしまった」「想像していたサイズ感と違う」と感じるかもしれません。

また、ご葬儀では、準喪服であるブラックスーツやブラックフォーマルスーツを着用しなくてはいけないのに、「光沢があるスーツが届いてしまった」といったケースも考えられます。どのようなスーツか、しっかり確認するようにしましょう。

急に喪服が必要になった場合の対処法

急に喪服が必要になった場合には、以下の方法からご自分に合った対処法を選んでください。

<急に喪服が必要になった場合の対処法>

喪服レンタルサービスを利用する

個人から借りる

オンライン店舗で購入する

スーツ量販店で購入する

それぞれの対処法について、詳しくご説明していきます。

喪服レンタルサービスを利用する

葬儀社・インターネットサービス・紳士服店などで、喪服レンタルサービスを利用する方法です。喪服の用意がない方に向けて、お通夜やご葬儀までに手元に届くよう手配してくれるサービス会社は増えていますので、状況に応じて活用しましょう。

個人から借りる

自分と体形が近い友人や知人から借りる方法もあります。親しい間柄ならば、お願いすると貸してくれるかもしれません。返却する際にはきちんとクリーニングに出し、さらにお礼の品も一緒に渡すと丁寧でしょう。

オンライン店舗で購入する

インターネットのオンライン店舗で、喪服の購入ができます。インターネットを使えばわざわざ店舗に出向く必要がありませんので、思い立ったときにすぐ手に入れられるでしょう。信頼できる店舗なのかは、SNSや購入者の口コミを見ればすぐにわかりますので、安心できます。

ただし、お通夜やご葬儀までに手元に届くかは購入した時期にもよりますので、前もって確認しておく必要があります。

スーツ量販店で購入する

最後に検討していただきたいのが、スーツ量販店で喪服を購入する方法です。スーツ量販店では黒喪服や紳士礼服のほか、弔事に適したジャケットやアンサンブルも販売されています。試着もできるため、自分に合った喪服を購入できるでしょう。

しかし、家の近くにスーツ量販店がない場合や、品ぞろえによっては、希望する買い物ができないケースもあります。

まとめ

喪服のレンタルサービスはマナー違反ではないのか、そして急に喪服が必要になった時の対処法について解説しました。

なかには「不幸を想定していて失礼にあたる」として、喪服を事前に用意しない方もいますが、推奨しません。これは「お通夜には準喪服を着用してはいけない」という謂われを拡大解釈した誤解であり、前もって準備しておくことは、故人様やご遺族への失礼にはならないのです。

インターネットのオンラインストア「aniva・organic」では、レディース向けの準喪服を取り扱っております。パールネックレスやフォーマルバッグ、数珠などの小物もまとめて購入できますので、この機会に一式そろえてはいかがでしょうか。

喪服をレンタルするのもよいですが、体形に合わないことや、着用イメージが違うことがあるのが難点です。

できればレンタル商品ではなく自分に合った喪服を用意して、静かな心で故人様への御冥福を祈ることが大切です。